テレビ&ラジオの最近の記事

あっちょんぶりけ

某テレビ番組で畸形腫の患者さんのことを特集していた。畸形腫は、発生中に本来生殖器に移動すべき原型胚細胞が別の場所に迷い込んだ結果、それがいろいろな臓器になってできた腫瘍である。手塚治虫の「ブラックジャック」のピノコは畸形腫を組み立ててできたという設定である。さすがは手塚先生、実在の病気だったのか。

そういえば、ニュースか何かで、ユーイング肉腫という病名が出てきたが、これもブラックジャックで出てきたような気がする(エウイング肉腫だったかな)。どの回だったかさっぱり思い出せない^^;

がんす

映画化がされるということで、藤沢周平の必死剣鳥刺しを読んでみた。活字だから誰も「...がんす」とは言っていない。果たしてあれは鶴岡辺りの方言なのだろうか。置賜(山形県南部)出身の祖母はお国訛りが抜けなかったが、「がんす」と言っているのを聞いたことがない。

全部方言にしたら何がなんだか分からなくなるので、中途半端なことは止めればよいのにとも思うが、印象に残ることは確かだ。我が家では、いまだにビールのコマーシャルに檀れいが出てくると、「がんす」と声をかけてしまう。キムタクにはそんなことしないけれど。

選挙速報

人が最もうそをつく時期になりました(どこかの国のジョークによるとそれは選挙の前、戦争の最中、狩の後だそうです)。

選挙といえば、表計算ソフトの便利さがよくわかります。日本の比例代表選挙で用いられているドント式では各党の得票を1, 2, 3, ...で割っていき、その商の大きな順に議席を割り当てますが、Excelを用いれば、この計算はrank関数を使って簡単に行えます。

ところで、何でNHK教育を除くすべてのテレビ局が選挙速報を実況しなければならないのでしょうか。経過よりも結果がはるかに重要であり、翌朝になればわかることを、膨大な労力をかけて速報する理由が全くわかりません。

おじゃ?

ラジオフランス語講座は、相変わらず絶好調! 講座の内容はちょっと難しいが、オモシロさは前回に勝るとも劣らない。

さて、レナ センセの先週月曜日のギャグのネタは「おじゃる」。

そういえば、昨年秋に行った新潟大学のとある研究室のドアにはおじゃる丸の絵が貼ってあった。わが校でも女子学生がおじゃる丸のわがままぶりについて語っていた。流行っているのか? ・・・といっている自分はなぜ知っているのか?


 

北部訛り

前の記事で、バスが韓国語で「ボス」に近い音であることを書いたところで、ふとドクターフーのことを思い出した。日本語吹き替えで見ていたのであるが、クリストファー・エクルストン扮するドクターが北部訛りであるというくだりがある。Lancashire州のBlackburn市(サッカープレミアリーグRoversの本拠地)の隣町Darwenでホームステイまがいをさせてもらったことがあり、北イングランドの方言では、busは「バス(bʌs)」ではなく「ブス(bus)」と発音されることを知った。エクルストンもLancashire出身なのでわざと方言を織り交ぜて話しているのかもしれない。とはいえ、たとえ再放送があって、英語で聞いたとしても、訛りがわかるほどの聞き取り能力はないのが悲しい...。

西遊記

呉承恩/ 中野美代子訳(岩波文庫)、君島久子訳(福音館古典童話シリーズ)

「西遊記」の再放送を見た。深津絵里+香取信吾+伊藤淳史+内村光良ではなく、30年以上前に放送された夏目雅子+堺正章+西田敏行+岸部シローの版である。当時はお子様で「三蔵法師は男なのに」と思っていたが、夏目雅子はキレイだ...と、中年オヤジな発言をしてみる。それはさておき、話の内容は原作とあっているようなあっていないような。そこで、岩波文庫から出ている翻訳本の1巻目(孫悟空の誕生~三蔵法師登場の直前)を購入してみた。福音館の小学校高学年バージョンはよく読んだものだが、少なくともこの部分に関しては、細かい部分を含めて福音館バージョンもかなりよく訳されているようで、Amazonの書評でザラさんのおっしゃるとおりである。「仙」仏混淆な様子は当時気付かなかったところで、読み進めていくことで、新たな発見がたくさんありそうである。岩波版の2巻目以降を買うか、実家から福音館版を持ってくるか、迷うところ。

ツィゴイネルワイゼン

NHKばかりで申し訳ないが、宮川彬良のどれみふぁワンダーランドという番組に「ソドレミアワー」というコーナーがある。ソドレミの音で始まる名曲をWebサイトで募集してそれを発表するだけのものであるが、意外な曲もあって面白いし、曲を探すのもなかなか楽しい。

昨年の夏ごろにサイトから「ツィゴイネルワイゼン」を投稿した。そんなことはすっかり忘れていたのだが、久しぶりに番組サイトを覗いたところ、3月20日の放送で取り上げられたことが発覚した。しかも「なんとそんなソドレミの歴史を変える出来事」だったらしい。

チェッ! しまった、見逃した。ohta_58.gif

俳句王国

NHK BSで放送中の俳句王国がこの4月に一新された。この番組は、著名な俳人を主宰、有名人をゲストに迎え、5人の一般参加者(これがどのように選ばれているかは不明)とともに、「句会」を行うものだ。一人1句ずつ作成した俳句を、作者を明かさずに一人2句ずつ選ぶ(披講)。選んだ句を鑑賞した後に作者を明かすという流れである(合評)。

これまでの司会者は板倉卓人アナウンサーと俳人の神野紗希さんだったのだが、4月からはアインシュタインの眼から移籍の塚原愛アナウンサー一人になった。板倉アナウンサー句会には参加しないものの自分でも俳句を詠むので的確なコメントを述べていた。神野さんは独特の感性の句を詠み、鑑賞も素晴らしいばかりでなく、場の空気を読んで主宰の句をさりげなく取っているようにも見受けられる。塚原アナウンサーは俳句を詠まないとのことで、最初は大変だろうと思っていた。塚原アナ担当の初回の主宰がなんと重鎮の金子兜太氏である。長谷川櫂氏、広瀬直人氏あたりの優しそうな方でなく、金子氏である。ショック療法か?

こちらの心配と期待をよそに、金子氏のご機嫌はよろしく(ゲストのやすみりえさんがよかったのか?)、塚原アナもちょっと段取りを間違えた他は無難に司会をこなしていた。あとは鷹羽狩行氏、片山由美子氏のタカ派師弟だけかな。

ラジオフランス語講座

いつの間にかNHK語学講座が新開講されていた。3月最終週からというのはズルい。

その中でフランス語初級編に注目している。清岡智比古&レナ・ジュンタのゴールデン・コンビが2年ぶりに復活である。フランス語を勉強する気はないのだが、この2人のかけあいが可笑しいのである。こてこての関西系のギャグをとばすかと思ったら、"Elle est grâce comme Catherine Deneuve."なんて言い出すのである(文の間違いには目をつぶってほしい)。何歳の聞き手を相手にしているのやら。

来週からの放送が楽しみ、楽しみ。

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