持続可能な地球環境の創造を目指して

 地球環境の持続性(サステナビリティ)が叫ばれる現在、環境問題の克服は、人類の喫緊の課題です。
 環境情報科学研究部門では、環境問題を解決する方策について情報科学分野からアプローチする研究をしています。
 人工衛星からの画像解析や、コンピュータのシミュレーションを活用し、愛知県をはじめとした地球環境のデータ収集や解析を通し、ヒートアイランド現象など環境問題の現在および将来予測に資する研究も進めています。

愛知県立大学の衛星画像(可視画像)

植生活性度

愛知県立大学周辺の植生環境 (衛星画像で求めた正規化植生指数分布)

地表面被覆分類

植生によるヒートアイランド緩和効果の予測

地表面温度

植生によるヒートアイランド緩和効果の予測

地表面反射率


主な研究テーマは以下のとおりです。

①気象シミューレーションに関する研究

②災害シミューレーションに関する研究

③人工衛星からの情報処理に関する研究

④地球環境モニタリングに関する研究

⑤化学物質構成シミュレーションに関する研究

部門長より

神山斉己教授

吉岡 博貴 教授
Hiroki YOSHIOKA

環境情報学、リモートセンシング

 21世紀の産業発展は、環境問題という大きな課題を私たちに突きつけました。環境問題は地球規模の問題であり、行政・企業・教育機関が連携して歩みを進めることが重要です。環境情報科学研究部門では、最先端の情報科学テクノロジーを駆使し環境に関する情報を解析。広汎な分野に使用できる情報を研究・応用することで、直面する課題の解決に寄与していきます。