科目

言語処理系論

科目区分 専門教育科目(情報) 対象学年(以上) 3年
科目名称 言語処理系論 単位数 2.00単位
講義題目 コンパイラについて 曜日・時限 火曜2限
担当教員 粕谷 英人 開講時期 2019年度前期
到達目標 高水準言語で書かれたソースプログラムを機械語に翻訳するためのコンパイラの構成法について理解し,コンピュータ上で実装することができる.
授業概要 高水準言語のひとつであるC言語を題材に,ソースプログラムを機械語に翻訳するためのコンパイラ構成手法を解説する.Cソースプログラムの入力から機械語プログラムの出力までを順を追って解説し,字句解析,構文解析,意味解析,コード生成,最適化などについて述べる.
授業計画 第1回 コンパイラの概要
第2回 コード生成(1) 実行環境
第3回 コード生成(2) 式,文のコード生成
第4回 コード生成(3) 関数のコード生成
第5回 意味解析
第6回 構文解析(1) 下向き構文解析
第7回 構文解析(2) 上向き構文解析
第8回 構文解析(3) 自動生成手法
第9回 文法
第10回 字句解析(1) 字句要素と正規表現
第11回 字句解析(2) オートマトン
第12回 字句解析(3) 自動生成手法
第13回 最適化
第14回 復習
第15回 まとめ
定期試験
授業外学習 毎回講義を行った範囲の教科書を読んで復習すること
履修上の注意 関連科目:形式言語とオートマトン,コンピュータアーキテクチャ,情報科学応用実験
受講要件:形式言語とオートマトンを履修していること
成績評価の方法 評価基準:コンパイラを構成するための各技術を理解し,コンパイラを作成することのできる知識を獲得しているか
評価方法:試験80%,レポートおよび受講態度20%で総合的に評価する.
教科書 湯淺太一:“コンパイラ”,情報系教科書シリーズ,オーム社,2014
参考書 原田賢一:“コンパイラ構成法”,共立出版,1999