科目

データベース論

科目区分 専門教育科目(情報) 対象学年(以上) 3年
科目名称 データベース論 単位数 2.00単位
講義題目 リレーショナルデータベース 曜日・時限 火曜4限
担当教員 粕谷 英人 開講時期 2019年度前期
到達目標 情報システムの最も重要な要素のひとつであるデータベースについて,データベースの基本構成,データベースの基本理論,データベースの構築,データベースにおけるデータ操作,データベースの完全性とセキュリティの実現などについて理解し,データベースを構築,活用することができる.
授業概要 ファイルによるデータ(情報)管理の問題点からデータ独立の意義とデータベースの役割について解説し、リレーショナルデータベースを構築するためのデータモデルリング、リレーションの正規化とデータベースの定義を紹介する。また、リレーショナルデータベースにおけるデータ操作の基礎となるリレーショナル代数およびSQL言語によるデータ操作、データベース完全性の確保とデータベースセキュリティの実現についても解説する。
授業計画 第1回 データベースの概要
第2回 リレーショナルデータモデル(1) 構造記述
第3回 リレーショナルデータモデル(2) 意味記述
第4回 リレーショナル代数
第5回 データベース問合せ言語SQL(1) 基本の問い合わせ
第6回 データベース問合せ言語SQL(2) 応用の問い合わせ
第7回 リレーショナルデータベースの設計
第8回 リレーショナルデータベースの設計演習
第9回 正規化(1) リレーションと分解の性質
第10回 正規化(2) 第1正規形,第2正規形,第3正規形
第11回 正規化(3) 高次の正規化
第12回 データベース管理システム
第13回 トランザクション
第14回 同時実行制御
第15回 まとめ
定期試験
授業外学習 毎回講義を行った範囲の教科書を読んで復習すること
履修上の注意 履修条件:情報数学を履修していることが望ましい
成績評価の方法 データベースの役割を理解しているか,データモデリングの方法を理解しているか。データベース設計手順を理解しているか。リレーショナル代数によるデータ操作ができるか。SQL言語を用いたデータベースの定義、問合せ、データベース完全性の確保およびセキュリティの実現ができるか.
評価方法:レポートおよび講義への積極さ・態度(30%)と試験(70%)で総合的に評価する。
教科書 増永良文: データベース入門,サイエンス社,2006
参考書 北川博之: データベースシステム,情報系教科書シリーズ第14巻,昭晃堂,ISBN4-7865-2046-3 C3055