科目

離散数学Ⅰ

科目区分 専門教育科目(情報) 対象学年(以上) 1年
科目名称 離散数学Ⅰ 単位数 2.00単位
講義題目 情報科学基礎 曜日・時限 木曜3限
担当教員 辻 孝吉 開講時期 2019年度前期
到達目標 情報を数学的に取り扱う際に必要となる基礎的な概念を理解することが出来る。特に、今後開講される情報関連の講義を受ける上で必要と思われる関係、代数、論理等の考え方を理解することが出来る。
授業概要 情報科学を学ぶ上で必要な数学の概要を今までに習得した数学と結びつけて復習する。まず、集合・関数・関係、代数と束、論理関数など情報を考える上で必要な集合の概念を解説する。その他、情報科学を学ぶ上で必要と思われる数理について解説する。具体的には、論理、帰納法と再帰的定義、整数の基本的性質等について解説する。
特に、関係、代数、論理等の基本的考え方が理解できることを目指すと共に簡単な例題を解くことができるようにする。
授業計画 第1回 離散集合
第2回 集合と対応
第3回 関数
第4回 同値関係
第5回 集合の分割
第6回 演算と代数
第7回 順序集合と束
第8回 中間まとめ
第9回 様々な代数
第10回 ブール代数
第11回 ブール関数
第12回 周期関数とその表現
第13回 周期関数の級数展開
第14回 関数の変換とその応用
第15回 全体まとめ
定期試験
授業外学習 教科書が指定されていないので講義中指定した箇所の予習・復習や小テストの問題は完全に解けるように復習しておくこと。
履修上の注意 関連科目:論理回路論、離散数学Ⅱ、形式言語とオートマトン
受講要件:代数学、幾何学、解析学を履修していることが望ましい。
その他:毎回出欠確認を兼ねて10分程度の小テストを行う。
成績評価の方法 評価基準:集合・関数・関係、代数と束、論理関数、論理、帰納法と再帰的定義、整数の基本的性質の基本的事項が理解できているか。
評価方法:試験(80%)、レポート(10%)及び毎回行う小テスト等(10%)を総合して評価する。
教科書 特に指定しない。
参考書 小倉久和:情報の基礎離散数学、近代科学社, 1999 
M.アービブ他:”計算機科学入門”, Information & Computing 1,サイエンス社,1984
守屋悦郎:”コンピュータサイエンスのための離散数学”,サイエンス社,1992
その他、講義ノート、参考書等は適宜ホームページなどで紹介する。