科目

アルゴリズムとデータ構造I

科目区分 専門教育科目(情報) 対象学年(以上) 2年
科目名称 アルゴリズムとデータ構造Ⅰ 単位数 2.00単位
講義題目 アルゴリズムとデータ構造I 曜日・時限 月曜1限
担当教員 何 立風 開講時期 2019年度前期
到達目標 アプリケーションプログラム(問題の解決)に重要な役割を果たすデータ構造(情報の表現形式)とアルゴリズム(問題の処理手順)に関する基礎知識を理解できること。
リスト構造(配列リスト,連結リスト,循環リスト,双方向連結リスト,多重リスト構造,スタック,キュー)、
木構造(2分木,2分探索木,AVL平衡木,B木)の定義、役割、実現方法を説明できること。
リスト構造、木構造と表構造におけるデータ操作(データの探索,データの挿入,データの削除)のアルゴリズムを理解・実現できること。
授業概要 データ構造とアルゴリズムの基本概念として,論理データ構造と物理データ構造,アルゴリズムの計算量,アルゴリズムの証明方法,アルゴリズムの評価方法について解説する.基本的なデータ構造(リスト構造(配列リスト,連結リスト,循環リスト,双方向連結リスト,多重リスト構造,スタック,キュー),木構造(2分木,2分探索木,AVL平衡木,B木)およびこれらのデータ構造におけるデータ操作(データの探索,データの挿入,データの削除)のアルゴリズムについて解説する.
授業計画 第1回 ガイダンス 情報科学における「データ構造とアルゴリズム」の位置付け
第2回 データ構造とアルゴリズムの基本概念
第3回 配列リスト
第4回 連結リスト
第5回 循環リスト・双方向リスト
第6回 スタック
第7回 キュー
第8回 木構造の基本概念
第9回 2分木・2分探索木
第10回 AVL木の基本概念と探索
第11回 AVL木におけるデータの挿入
第12回 AVL木におけるデータの削除 
第13回 B木の基本概念と特徴
第14回 B木におけるデータ操作
第15回 まとめ
定期試験
授業外学習 毎回授業の最初に、前回授業の復習問題と今回授業の予習問題のレポートを提出すること。
履修上の注意 関連科目:プログラミングⅠ、プログラミングII、アルゴリズムとデータ構造II
成績評価の方法 評価基準:データ構造とアルゴリズムの基本概念を理解しているか,リスト構造,木構造など基本的なデータ構造および関連のデータ操作を理解しているのか.

評価方法:講義への積極さ・レポート(15%)と試験(85%)で総合的に評価する。

教科書 特に指定しない
参考書 (1) 石畑 清:アルゴリズムとデータ構造、岩波書店、ISBN4-00-010343-1 C3355
(2) 近藤 嘉雪:Cプログラマのためのアルゴリズムとデータ構造,
ソフトバンクパブリッシング,ISBN4-7973-0495-2 C0055,2700円+税 
(3) 紀平 拓男、春日 伸弥:プログラミングの宝箱 アルゴリズムとデータ構造、
   ソフトバンクパブリッシング、ISBN4-7973-2419-8 C0055