プログラミング入門
科目区分 | 専門教育科目(情報) | 対象学年(以上) | 1年 |
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科目名称 | プログラミング入門 | 単位数 | 2.00単位 |
講義題目 | コンピュータに計算を指示するための、ある一つの冴えたやり方 | 曜日・時限 | 月曜2限 |
担当教員 | 大久保 弘崇、山本 晋一郎 | 開講時期 | 2019年度前期 |
到達目標 | この講義では、プログラミングの入門を学びます。Haskell言語を題材に、コンピュータに計算を行わせるとはどういうことかを体得します。 | ||
授業概要 | 人間は曖昧な指示を臨機応変に解釈できますが、コンピュータに何かを行わせるには、曖昧さのない手順書、すなわちプログラムが必要です。
コンピュータを動かす、すなわち情報を処理させるためには、扱われる情報と実行させる処理の両方を「コンピュータ」と「プログラムを書く人」の両方が理解できる形で表す必要があります。Haskell言語は前者を「代数的データ型」、後者を「等式による関数定義」でとても直観的に表せます。Haskell言語を学ぶことで、プログラミングに必要なセンスを身につけます。 プログラミングを習得することで、コンピュータを「ネットで見つけたソフトウェアを実行する」再生装置から「必要な処理を自分の意のままにプログラミングして行わせる」道具に変えましょう。 プログラミングの能力を身につけるには実践が欠かせません。この授業では演習課題を多く行います。 |
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授業計画 | 1 イントロダクション 2 関数呼び出し 3 リスト入門 4 型宣言 5 一般的なHaskellの型 6 型変数と型クラス 7 パターンマッチ 8 ローカルな束縛 9 再帰関数 10 高階関数 11 モジュール 12 データ型の定義 13 再帰的なデータ構造 14 実践的課題 15 まとめ 定期試験 |
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授業外学習 | この講義は「反転授業」の形式で行います。 毎回の講義の最後に次回の範囲を示しますので、その範囲について授業までに(締め切りまでに) ・教科書を読む ・プログラムを動かしてみる ・Moodleの確認問題の履修 ・アンケートの入力 を予習として行っておいて下さい。 |
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履修上の注意 | 繰り返しになりますが、この講義は「反転授業」の形式で行います。 基本的な内容は自習で理解できたものとし、講義ではアンケートで説明を求められた事柄に関してしか説明を行いません。 説明の後、理解確認の小テストを行います。その段階までには範囲の内容を実際に理解できるように務めて下さい。 プログラミングの演習を行う上で、コンピュータの基本的な操作は理解していることを前提に授業を進めます。コンピュータリテラシなど関連する講義をきちんと履修して下さい。 |
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成績評価の方法 | 期末試験(約70%)、小テスト(約30%)、授業への積極さ、学習態度(若干)により評価する。 | ||
教科書 | Miran Lipovaca著,田中英行・村主崇行 共訳,すごいHaskellたのしく学ぼう!,オーム社 | ||
参考書 | 特になし。 |