ラテンアメリカの歴史と文化
科目区分 | 教養教育科目(教養) | 対象学年(以上) | 1年 |
---|---|---|---|
科目名称 | ラテンアメリカの歴史と文化 | 単位数 | 2.00単位 |
講義題目 | 先住民の視点からみたラテンアメリカの形成史 | 曜日・時限 | 月曜3限 |
担当教員 | 河邉 真次、杉山 三郎 | 開講時期 | 2019年度前期 |
到達目標 | ラテンアメリカの社会を理解するためには、その歴史をたどる必要がある。1万4千年ほど前にアジアから最初の人類がベーリング海峡を渡って以来、新大陸では複雑な移民と抗争の歴史が繰り返されてきた。授業ではメキシコ・中央アメリカと南米アンデスにおいて、狩猟採集民から独自の力で古代文明を創りあげたプロセスと、16世紀に突然入植したヨーロッパ諸国の征服・植民の歴史、さらにその後の革命などを通して形成されたラテンアメリカの特徴的な文化要素について知見を広めることを目的とする。 | ||
授業概要 | 講義形式だがトピックに応じて質疑応答等、できる限りインターアクティブな授業にしたい。話は教材とする本や配布する教材を土台とし、学生は事前に担当部分を読んでくること。 | ||
授業計画 | 1. イントロ:アメリカ大陸の自然、新大陸への最初の移民(杉山) 2. 新大陸で独自に発展した古代文明:農耕と文明の曙(杉山) 3. 中米・メソアメリカ文明1:マヤ文明(杉山) 4. 中米・メソアメリカ文明2:テオティワカン古代都市(杉山) 5. 中米・メソアメリカ文明2:アステカ王国(杉山) 6. アンデス文明:チャビン、チムー、インカなど(杉山) 7. スペイン人による新大陸征服とその意義(杉山) 8. 北米インディアンの歴史と植民地化(杉山) 9. ラテンアメリカの植民地時代 (河邉) 10. ラテンアメリカの独立と欧米による干渉(河邉) 11. ラテンアメリカにおける近代化と革命の時代(河邉) 12. ラテンアメリカの20世紀(河邉) 13. ラテンアメリカの祭り(河邉) 14. ラテンアメリカの少数民族問題など(河邉) 15. まとめ:変容する現代のラテンアメリカ(河邉) |
||
授業外学習 | 教科書の予習と配布資料などによる復習など | ||
履修上の注意 | 中南米、特にメキシコとペルーを中心に話を進める。担当教員らの専門とするメキシコ・中米の古代文明や先住民文化の現地の話も多く、スペイン学科の学生の履修も勧める。 | ||
成績評価の方法 | 授業参加(30%)、そして期末の試験結果(70%)を総合評価する。 | ||
教科書 | 杉山三郎、嘉幡茂、渡部森哉 『古代メソアメリカ・アンデス文明への誘い』 風媒社、2011年 | ||
参考書 | 授業中に資料配布。 国本伊代「概説ラテンアメリカ史」新評論1992 杉山三郎「ロマンに生きてもいいじゃないか:メキシコ古代文明に魅せられて」風媒社2012年 |