知の遺産を読む
科目区分 | 教養教育科目(教養) | 対象学年(以上) | 1年 |
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科目名称 | 知の遺産を読む | 単位数 | 2.00単位 |
講義題目 | 現代社会学の名著を読み、近代社会の諸相について考え、社会学とその隣接学問領域について考える。 | 曜日・時限 | 月曜4限 |
担当教員 | 井戸 聡 | 開講時期 | 2019年度前期 |
到達目標 | 現代社会を考える上で、重要な複数の基礎文献を取り上げ、読み進めることで、我々の生きる現代社会の基本的な特性を読み解く力を養うことを本講義の目的としている。 | ||
授業概要 | この授業では、現代社会を考える上で、重要な文献を複数取り上げる。具体的には、ベネディクトの『菊と刀』、柳田國男の『明治大正史世相編』、ウィリスの『ハマータウンの野郎ども』を読み進めていく。これらの文献は現代社会学においては古典的な文献となっているが、現代社会について読み解くうえで、とても重要な文献である。この文献の内容を読み進めながら、同時に現代の特に日本社会の状況について、より本質的な理解を深めていくことを目標としている。 受講生は分担して文献を読み進めていき、必要に応じして、より深い理解のためにの副次的な情報探索をする。報告にあたっては、担当者はレジュメを作成、人数分を用意し、担当者以外も該当箇所を通読して授業に臨み、報告後のディスカッションで見解を述べてもらう。 |
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授業計画 | 第1回:授業ガイダンス 第2回:著者と著作、翻訳者について 第3回:報告の準備 第4回:担当者による報告(文献1第1部) 第5回:担当者による報告(文献1第2部) 第6回:担当者による報告(文献1第3部) 第7回:報告の準備 第8回:担当者による報告(文献2第1部) 第9回:担当者による報告(文献2第2部) 第10回:担当者による報告(文献2第3部) 第11回:報告の準備 第12回:担当者による報告(文献3第1部) 第13回:担当者による報告(文献3第2部) 第14回:担当者による報告(文献3第3部) 第15回:総合討論 |
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授業外学習 | 報告担当者以外も毎回該当箇所のテキストを必ずを読んでくること。 | ||
履修上の注意 | 発表担当者は、担当箇所の文献を精読しレポートする。各回のレジュメは発表担当者が責任を持って準備する。また、発表担当者以外の受講生も、該当箇所のテキストを毎回必ず読んで授業に臨み、ディスカッションに参加して見解を述べることが求められる。 | ||
成績評価の方法 | 授業への貢献度30%、報告内容30%、ディスカッション内容40% | ||
教科書 | ・ルース・ベネディクト『菊と刀』 (講談社学術文庫)2005年、長谷川松治 (翻訳) ・柳田國男『明治大正史 世相篇』(講談社学術文庫)1993年 ・ポール・E. ウィリス『ハマータウンの野郎ども』(ちくま学芸文庫)1996年 |
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参考書 | 適宜指示する。 |