人間の発達と心
科目区分 | 教養教育科目(教養) | 対象学年(以上) | 1年 |
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科目名称 | 人間の発達と心 | 単位数 | 2.00単位 |
講義題目 | 生涯発達心理学の基礎 | 曜日・時限 | 月曜3限 |
担当教員 | 田上 恭子 | 開講時期 | 2019年度前期 |
到達目標 | 1) 生涯発達心理学の考え方の特徴を述べることができる 2) 各発達期の主な特徴と発達課題について述べることができる 3) 人間の理解において,心の発達という視点を持つことができる |
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授業概要 | 人はどのように発達していくのでしょうか。本授業では,生涯発達の考え方と,胎児期・乳児期から高齢期までの各発達期の特徴・課題,メンタルヘルスの問題と対応などについて概説します。生涯発達心理学の基礎的な知見を踏まえ,人間を発達的視点からどのように理解できるか考えます。講義中心ですが,グループワーク・個人ワーク等も行います。多様な見方・考え方・経験などに触れ,理解を深めていただきたいと考えています。
なおこの授業は,教育機関・医療機関での実務経験のある臨床心理士の教員が,その経験を踏まえ,生涯発達心理学の基本的知識について講義を行います。 |
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授業計画 | 第1回 オリエンテーション 第2回 生涯発達心理学とは 第3回 胎児期・乳児期の発達①発達の特徴,発達課題 第4回 胎児期・乳児期の発達②心の問題の理解と対応 第5回 幼児期の発達①発達の特徴,発達課題 第6回 幼児期の発達②心の問題の理解と対応 第7回 児童期の発達①発達の特徴,発達課題 第8回 児童期の発達②心の問題の理解と対応 第9回 思春期・青年期の発達①発達の特徴,発達課題 第10回 思春期・青年期の発達②心の問題の理解と対応 第11回 成人期・中年期の発達①発達の特徴,発達課題 第12回 成人期・中年期の発達②心の問題の理解と対応 第13回 高齢期の発達①発達の特徴,発達課題 第14回 高齢期の発達②心の問題の理解と対応 第15回 まとめ 定期試験 |
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授業外学習 | 各単元において,予習課題・復習課題を設定しています。各単元の予習課題・復習課題の具体的内容については,初回の授業でお知らせします。予習: 6つに区切った発達期それぞれの授業内容に関連する幾つかのエピソードを載せた資料を配布します。発達期ごとに,エピソード資料を事前に読んでから授業に臨んでください。授業の中で,エピソードを発達心理学的に考察する課題に取り組んでもらいます。なお,初回授業時に各単元の授業テーマに関する主なキーワードをお知らせしますので,予習としてキーワードを調べるなども行っていただくと,授業内容の理解がより深まり,課題に取り組みやすくなると思います。復習: 授業内容を振り返ることを目的として,単元ごとに自身で問いを設定し解答を示すという課題を設定しています。課題の提出を求めます。このほか,授業の中で生じた疑問等については,授業後に積極的に質問したり自身で調べたりしてください。 | ||
履修上の注意 | 授業概要に示した通りグループワーク等も行います。指名し,意見を求めることもあります。積極的な授業参加を求めます。学籍番号順など,座席を指定することがあります(グループワーク時など)。 | ||
成績評価の方法 | 期末試験40%,授業内課題30%,復習課題15%,授業でのワークなどへの取り組み15%,期末試験: 生涯発達心理学に関する基礎的知識の修得の程度を問います。提出された復習課題の中から出題します。 授業内課題: 心の発達という視点からどのように人間を理解し得るか,考察のありようを問います。復習課題: 各単元の内容の理解度を問います。授業でのグループワーク・個人ワークへの取り組み: 取り組みへの積極性,考察の深度を問います。 | ||
教科書 | 使用しません。 | ||
参考書 | 参考書は以下のほか,授業の中で適宜紹介します。 岡本祐子・深瀬裕子編著『シリーズ生涯発達心理学①エピソードでつかむ生涯発達心理学』ミネルヴァ書房, 2013年 |