映画化がされるということで、藤沢周平の必死剣鳥刺しを読んでみた。活字だから誰も「...がんす」とは言っていない。果たしてあれは鶴岡辺りの方言なのだろうか。置賜(山形県南部)出身の祖母はお国訛りが抜けなかったが、「がんす」と言っているのを聞いたことがない。
全部方言にしたら何がなんだか分からなくなるので、中途半端なことは止めればよいのにとも思うが、印象に残ることは確かだ。我が家では、いまだにビールのコマーシャルに檀れいが出てくると、「がんす」と声をかけてしまう。キムタクにはそんなことしないけれど。