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カメリアドラゴンズのメンバーがロボカップ研究賞を受賞しました

カメリアドラゴンズ(Camellia Dragons)の坪倉和哉(チームリーダー,情報科学研究科博士前期課程2年),久保谷空史(同2年),早苗昭尚(同1年),小林邦和(情報科学部教授),及び情報科学部卒業生(令和3年3月卒)が2022年ロボカップ研究賞を受賞しました.

受賞対象の国際シンポジウム論文(査読付):
Tsubokura, K., Kuboya, T., Tachi, T., Sanae, A., and Kobayashi, K.: A Digital Speech Watermarking Method Using Spread Spectrum for Secret Communication in RoboCup Soccer, Proceedings of RoboCup Asai-Pacific 2021 (RCAP2021) Symposium, No.RCAP2021-04-PM1-2, 2021/11.

ロボカップ研究賞一覧(ロボカップ日本委員会):
https://www.robocup.or.jp/award/
受賞論文では,無線通信に代わる新しいロボット間のコミュニケーション手段の提案を行なっています.現在,ロボカップサッカー標準プラットフォームリーグでは,ロボット間のコミュニケーション手段として,主に無線通信が用いられています.しかしながら,ロボカップサッカーでは人間のW杯チャンピオンチームと対戦して勝利するという目標を掲げているため,人間のサッカーに近づけていくためには,無線通信に代わるコミュニケーション手段が必要となっています.受賞論文では,その代替手段として,自然言語の合成音声に対し,スペクトル拡散法を用いて秘匿データを埋め込むという,新しい音声を用いたコミュケーション手法を提案しています.

[補足]チーム情報
カメリアドラゴンズ(Camellia Dragons)は,2013年10月に,情報科学部の学生を中心として結成されたAI x ロボティクスプロジェクトチームです.当初は世界規模のロボット競技会であるロボカップ(RoboCup)を中心として活動しており,日本大会ではロボカップサッカー標準プラットフォームリーグで優勝4回,準優勝2回,世界大会では2017年の名古屋大会でロボカップサッカー標準プラットフォームリーグ・チャレンジシールド部門優勝という輝かしい成績を挙げています.現在,チームリーダーの坪倉和哉(情報科学研究科2年)をはじめとするメンバー24名(情報科学研究科,情報科学部)で,ロボカップやゲームAIの大会への挑戦や研究に取り組んでいます.

カメリアドラゴンズの公式サイト:
http://www.ist.aichi-pu.ac.jp/lab/robocup-spl/index.html

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