2010年3月アーカイブ

トルコで私も考えた

コミックスですが、黒田龍之介氏の「世界の言語入門」の中で薦められていたので、購入してしまいました。「現代的な豊かさ」は足りないかもしれないのですが、人情の厚さ、健康な食べ物でそれを補って余りある、そんなトルコの生活が、温かい目で描かれています。

トルコ語は日本語に文法が似ているそうですが、黒田氏が「似ているが違っている点が却って学習者を混乱させる」と述べているのに対して、作者の高橋由佳利氏は「学習が先に進めば進むほど日本語に似てきて嬉しい」と言っています。

私のトルコ語の知識はNHKの「アジア語楽紀行 旅するトルコ語」のテキストに目を通した程度なので、どちらともいえませんが、ほとんどしゃべれない黒田氏とトルコ人と結婚した高橋氏の違いかな。そういえば、このテキストの巻末にあるイスラムの断食を説明したマンガは作者によるものです。

風林火山

井上靖作

作者が共通であるせいか、山本勘助が由布姫への思慕を胸に死地へ向かう様子を読んでいると、「氷壁」で美弥子から逃れかおるに向かうように穂高への道を突き進む魚津恭介を思い浮べてしまった。

NHKで人形劇「新・三銃士」が放送されています。そこで、久しぶりに原作を読んでみました。艶っぽい話があったり、主人公たちが、現代の倫理では「ん?」と思うような行動をしていたりします。また1冊のページ数が300を超えており、「三銃士」だけで2冊、その後篇の「20年後」「10年後」を入れると11巻となっており、大人の読み物として質・量ともに十分です。

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