第26回整数論サマースクール
「多重ゼータ値」

期間:2018年9月10日(月) 13:30 [受付開始] ー 14日(金) 13:30 [昼食後解散]
場所:伊良湖シーパーク&スパ 愛知県田原市伊良湖町宮下2822-2

お知らせ
2017年12月25日 ホームページを開設しました。
2018年4月13日 講演情報&宿泊施設情報を更新しました。
2018年4月28日 参加申し込みの受付(こちら)を開始しました。
2018年5月24日 プログラム(仮)を掲載しました。
2018年6月1日 参加申し込みの受付を終了しました。
2018年7月23日 プログラムやアブストラクトを更新しました。
2018年8月29日 講演情報において、講演のレジュメや補足資料をアップロードしました。
2019年3月11日 報告集をアップロードしました。
概要
  多重ゼータの研究は、様々な数学や物理の対象と結びつきながら多様な広がりをみせています。本サマースクールの一つの目標は、有限多重ゼータ値(「アデール的環」世界の多重ゼータ値)p進多重ゼータ値(「p進」世界の多重ゼータ値)モチヴィック多重ゼータ値(「モチーフ」世界の多重ゼータ値)が実数世界に住む多重ゼータ値とどのように関係するのかを説明することです。これらの関係を記述する明示的な予想群を一望します。予想群の大部分は未解決ですが、関連する数多の問題を提供しており、様々な研究に発展しています。一つに、予想を支持する研究として、多重ゼータ値の線形関係式の研究があります。本サマースクールでも様々な関係式族(モチビック関係式、結合子関係式、複シャッフル関係式など)が、その具体的な手法や背景とともに議論されます。この他にも、最近の一つのブレイクスルーであるF. BrownによるHoffman予想の部分解決の証明の概略や、多重ゼータ関数の非負整数値のp進的性質の研究との関連から多重ゼータ関数の解析的な研究を扱う予定です。
  古典的な話題から最先端まで、多重ゼータに関する研究を簡潔にまとめた5日間を企画しています。多重ゼータ値に興味があって勉強したい、自分の研究に役立てたい、なんとなく面白そうなどなど、様々な方々のご参加をお待ちしております。
後援
  本サマースクールは以下の研究費から支援をうけています。
  • 科学研究費・基盤研究 (S) 16H06336 (研究代表者:金子昌信)
  • 科学研究費・基盤研究 (A) 18H03667 (研究代表者:都築暢夫)
  • 科学研究費・基盤研究 (B) 18H01110 (研究代表者:古庄英和)
  • 科学研究費・若手研究 18K13393 (研究代表者:田坂浩二)
  • 科学研究費・若手研究 18K13398 (研究代表者:三柴善範)
  • 科学研究費・特別研究員奨励費 17J01827 (研究代表者:佐久川憲児)
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