情報技術によるイノベーションの創造を目指して

 先端情報科学研究部門は、まったく新しい技術を創造する「イノベーション」に重きをおいた研究開発を推進しています。
 ヒトや自然に学んだ新しい情報通信技術、情報処理技術の開発は、社会構造を激変させる可能性を持っています。その技術の蓄積は、研究所内のみならず、産業技術立県である愛知県の未来を見据える上でも、大きな意味があります。
 主な研究テーマは以下のとおりで、複雑系や数理モデルに関する研究、コンピュータソフトウエアに関する研究等、情報科学およびその要素技術の高度化に関連した研究・開発を進めています。

網膜ニューロンのコンピュータモデル

 

リアルタイム網膜ニューロンシミュレータ

 

①ニューロインフォマティクスに関する研究

②ソフトウエア開発手法に関する研究

③感性感覚情報処理に関する研究

④複雑系情報解析に関する研究

⑤数理モデルに関する研究

部門長より

神山斉己教授

神山 斉己 教授
Yoshimi KAMIYAMA

神経情報科学,生体情報科学

 ヒトや自然から着想を得た、全く新しいアプローチから情報科学の技術革新を推進する部門が、先端情報科学研究部門です。従来手法にとらわれない、100年後を見据えた新たな基礎研究は、まさにイノベーション。私たちがいま蒔いている技術革新の種は、将来の社会構造を根底から変え得る、大きな花を咲かせるポテンシャルを秘めています。