世界一自分のことがわかる、“気の利く”ロボットの研究開発
[人とロボットとの連係技術の構築]
ロボットと人の「あうんの呼吸」をめざします
研究課題
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ロボットで、人の動きを再現する
“気が利く”ロボットをつくるには、まずは人の動きを再現することから。人がやっていることをロボットに教える必要があります。例えば落ちたものを拾い上げる際、それが生卵なら、そっとつかんであげないとつぶれてしまいます。対象物によって、力加減を制御するという“いい塩梅”がロボットは苦手です。それらを細やかに学習し、再現することから一歩一歩進めています。
研究課題
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人間以上に気が利くロボットの開発
現在は、人が音声や画像のタブレットで指示をし、それを受けてロボットが行動する方法がとられています。本研究所では、次なる目標として、将来予測性(いわゆる「空気を読む」)の技術に挑戦しています。例えば、「あれ」と言ったらお茶がでてくる。別のタイミングで「あれ」と言ったらお酒がでてくる。ロボットが人を識別し、個人にカスタマイズしたしくみを提供していくには、人の状態を知る必要があります。
- 人の動きを検出するシステム(ロボットの目「カメラ」)
- 人の表情を読み取るシステム(画像処理)
- 心拍数や脳波などを計測し数値化する(生体信号計測)
1~3の技術を確立することで、人がどういう状態であるかを知り、ロボットは適切なレスポンスを返すことができます。ところが、人の動きはイレギュラーの連続。それにいかに対応するかが課題です。人間の“さり気ない動き”を認識し、“さり気ない動き”として再現するには、高度な連係・連動をはかる人の認識技術が不可欠なのです。
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